提出物の管理はかなり注意が必要です。未提出の確認も簡単ではないため、何度も行わなくてはいけません。そんな負担を軽減できるのが自動採点システムの活用です。基本的にまずはスキャナーで読み込むのでオリジナルの紛失を防ぐことができます。

読み込んだ数と実際の枚数を確認し、読み込み不足がないかを確認します。あとは電子データの方を使えば、オリジナルは学校にしっかりと保管することが可能です。自動採点システムに読み込んだ提出物から生徒IDを読み込み、未提出を自動で検出できます。あとは採点をおこなって評価をするだけです。

採点もある程度自動で行うことができるので、返却までに時間を短縮できます。最短であれば朝回収して、帰りに渡すことも可能です。返却を電子的にすることができれば、いちいち個人に手渡すこともないので、ホームルームでの時間を潰すことがありません。自動採点システムを使うと、提出物ごとの結果を経過として評価することが簡単になります。

つまり前回よりも間違いが減っているとか、苦手が克服されているなどの変化を見つけやすくなります。これなら個別の指導で、きめ細やかなアドバイスを行うことができます。これらの結果を集計して通知表へ反映させることも容易です。これによって定期考査の結果だけの判断ではなく、年間を通じた評価ができるようになり、クラスの底上げを行うこともできます、生徒にとってもわかりやすい指導があれば何をすればいいか迷わなくてすみます。