教員の働き方改革のために自動採点システムを検討する学校が増えています。ただでさえ多くの時間を必要とする職業なので、採点作業だけでも効率化できれば時間を有効に活用できます。200人の生徒がいる場合にい、5教科で集まる答案は1000枚です。それを処理するには8人で24時間かかります。

それでは日頃の学習指導がおろそかになってしまいます。少しでも実のある教育を行うために、改善が必要です。自動採点システムの導入に必要なものは、スキャナーです。回収した答案用紙を電子化するには、読み込むことが欠かせません。

ある程度の解像度があれば十分なので、一般に販売されているレベルで十分です。あとはシステムを構築する場所によって変わってきます。内部のサーバーにインストールしたいならソフトが必要です。もしクラウドタイプであれば、利用する権利を得るだけで使うことができます。

この場合、利用料を定期的に支払うことになります。自動採点システムでもっとも重要なのがデータの管理です。読み込んだ答案は重要な財産です。なくなるようなことがあってはいけません。

だからこそ十分な保存領域を確保必要があります。それが内部であれ外部であれ、どこかに保管しておかなければいけません。そのための媒体が必要になりますが、自校のサーバーにするのか、クラウドにして外部管理とするのかで、ランニングコストが変わってきます。自校のサーバーは安価ですが管理者が必要など人的な資源が必要な場合もあります。